家事代行の仕事を始めてわかったメリット、デメリット

家事代行の仕事を始めて18年ほどたちましたが、その間にこの業界の知名度も上がり、利用者も増え、大手も参入してくるなど、大きく様変わりしました。

それに連れ、求人もたくさん見かけるようになり、仕事内容の実態もそこそこ知られるようになってきたと思います。

テレビドラマなどでも家政婦や家事代行などの仕事の現場を背景に作られたものもいくつか出てきました。
それだけ、この仕事は私たちの身近になってきたということですね。

それでも、利用者が爆発的に増えたかといわれると、まだまだそうともいえない実情があります。
もし、働くとしたら、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか、現場を知らないとわからないことも多いと思います。

そこで、実際18年ほど、この家事代行の仕事に携わってきた知見から、この仕事を始めてからわかった、働く側のメリット、デメリットについてまとめてみます。

目次

家事代行の仕事のメリット

メリット1★柔軟な働き方ができる

家事代行の仕事の働く場所は、顧客の自宅で原則は直行直帰です。

労働時間は比較的短時間(2時間~)から選択できるので、柔軟な働き方が可能です。

自分の都合に合わせて、午前中だけ、午後だけ働くということもできます。
そのため、子育て中の主婦や、他に仕事をしている人など、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるのがメリットです。

メリット2★日常生活の家事経験が活かせる・家事のスキルアップが期待できる

掃除、洗濯、料理など、日々の生活で行っている家事経験を仕事として活かせます。
また、プロとして効率よく家事をこなす技術を身につけることで、さらに家事のスキルアップもでき、家庭内の家事にも役立てるようになります。

実際の現場で働く前には事前の研修があることも多く、さらに高度な家事スキルの習得も可能です。

今まで自己流で行ってきた家事を体系的に学ぶことができるので、家事が得意な人にも苦手な人にも参考になること間違いなしです。

これも家事の仕事をするメリットと言えます。

メリット3★未経験から始められる

家事代行の仕事は、特に資格が必要な仕事ではありません。
そのため、未経験であっても始めることができ、健康であれば年齢に関係なく働くことができるのもメリットであると言えます。

メリット4★人から感謝される仕事

家事代行の仕事は、人の役に立つ仕事です。

お客様の困りごとを解決したり、より良い生活ができるよう提案することで、直接感謝されることも多い仕事です。
機械相手の仕事より、その先にいる人の声が伝わりやすく、より仕事のやりがいを感じることができます。

メリット5★比較的高い時給

家事代行の業界は、成長時期であり、仕事量も増えているため、どの会社も人出不足になっています。

そのため、スタッフ確保のため、時給が比較的高めに設定されていることが多く、短時間でも効率的に収入を得られる可能性があります。

家事代行の仕事のデメリット

デメリット1★体力が必要

家事代行の仕事は、時間制で家事を請け負う仕事なので、原則、仕事中は休憩は取りません、
(長時間の場合は、途中で休憩を入れることもあります)

また、時間内に決められた作業を終える必要があるため、スピーディに動き回れる程度の体力は必要です。

立ったり、かがんだりを繰り返す作業も多く、特に片付けなどの作業では、いくつも荷物をもって移動したりすることもあるため、意外にハードワークです。

デメリット2★移動時間が多い

1件あたりの作業時間が短時間であることが多いため、長時間働きたい場合は、複数件を受け持つことが必要になります。

そのため、次の顧客宅へ向かう必要があり、移動時間が多くなりがちです。
また、顧客宅は駅から近いとは限らず、電車やバスを乗り継いだり、徒歩数10分かかるということもあります。

拘束されている時間が多いわりには移動が多く、決して効率がよいとは言えない面があります。

デメリット3★想像を超える顧客宅がある

家事代行の利用者には、いろいろな人がおり、それぞれのお宅にあった作業内容があり、要望もそれぞれ違います。

時には、ゴミ屋敷のような家であったり、物がとても多く、作業自体が非常にやりづらい家という場合もあります。
こればかりは、実際に行ってみないとわからないわけで、想像を超えるような顧客宅があるということも理解しておく必要があります。

デメリット4★収入が安定しない場合もある

定期サービスが多いため、収入は安定するのではと考えがちですが、実際はお客様の都合で曜日や時間の変更、急な休みになってしまうこともある仕事です。


また、担当していた顧客が急にサービスを解約してしまった場合に、すぐに次の担当先が決まるとも限らず、収入が不安定になる場合も考えられます。

デメリット5★精神的なプレッシャー

他人の家で作業をするため、汚れや壊れやすい物を扱う際には緊張感も伴います。

万が一、物を壊したり汚したりしてしまった場合、トラブルに発展することもあるため、緊張感を持って仕事をすることが必要です。

そのため、面接時にそういった物損時のサポート体制がしっかりしている家事代行会社かを確認することも必要です。

まとめ

このように、家事代行の仕事はメリット、デメリットが割とはっきりしている仕事です。

家事代行のニーズは今はたくさん増えていて、それに伴いサービスを提供する側の求人も増えています。
今後もこの業界自体は拡大していくことを考えると、ますますたくさんの求人を目にする機会も増えていくだろうと予想されます。

せっかく。たくさんの求人があるのですから、メリット、デメリットを天秤にかけて、上手により良い選択ができたらよいですね。

家事代行の仕事に興味がある人は、今回の記事を参考にしてみてください。

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