家事代行の採用面接の判断基準とは?

家事代行という仕事は、仕事の量が増えれば、それに伴い、スタッフも増やさなくてはいけません。
そこで大事になってくるのが、採用面接。

どんな人を採用したらいいんだろう?
採用する判断基準は?
面接はどういう流れ、どんな感じですればいいんだろう?


特に最初のうちは、面接でどんなことを聞いたらいいのか、どういう質問をしたらよいのか、いろいろわからないことはたくさんあると思います。

そこで、実際、私自身が今まで面接をして、採用するための判断基準について、お話をしてみたいと思います。

かくいう私も、最初の頃は面接をするのも初めて、どういう人を雇ったらいいのか、どんなことを聞けばいいのか、まったくわからない、まさにゼロからスタートでした。

今まで、「あー、こんな人を雇うんじゃなかった、なんでこんな人を採用してしまったんだろう」(笑)など、いろいろ採用面では失敗してきました。

ただ、数をこなしてきた分、今では面接で聞くこと、最初に確認するべきこと、また採用で一番大事な判断基準などはある程度、確立されてきました。

どういう人を採用するかの判断基準は、各々の家事代行会社や面接官によっても当然違ってくると思います。
あくまでも弊社、私自身の基準になりますので、これが正解というものではありません。
そこは承知いただければ幸いです。

目次

家事が得意よりも“人間性”

結論から言うと、判断基準はその人の”人間性”です。

これ以外にも判断する要素はいくつかありますが、一番重要視しているのは、どういう人間かということ。
それを面接で極力見極めようとします。

この家事代行という仕事は、お客様宅に訪問するスタッフ次第で自社の評判、評価が決まるといっても過言ではありません。

もちろん、なにか問題が発生した時などの対応、日頃の密な連絡やコミュニケーションなど、会社側の対応も大事ですが、それよりも大事なのは、お客様のお宅に訪問しているスタッフです。

会社のオフィススタッフやお客様との打ち合わせやフォローを行うスタッフ(コーディネーター、アドバイザーと呼ばれることが多い)がいくら頑張っていても、お客様と直に接する訪問スタッフの仕事内容、対応がダメだったら、お客様からは評価されません。

お客様からは、会社の対応、訪問スタッフの仕事ぶり、印象など含めて、トータルで評価されます。
だからこそ、お客様にとって一番身近な存在である訪問スタッフの人柄、人間性が大事になってきます。

家事代行は信用、信頼が第一

なぜ、人間性が大事かというと、理由のひとつに、この仕事は不在時での仕事が比較的多いことが挙げられます。

家事代行サービスで一番多い顧客層は、共働き世帯のファミリーです。

夫婦ふたりで働いていますので、当然平日の昼間は留守になります。
コロナ渦以降、テレワークで在宅のお客様も以前に比べると多くなりましたが、全体では不在時の訪問のほうが多いです。
(弊社の場合、約6割は不在訪問です)

不在訪問では、お預かりしている鍵で誰もいないお客様宅に入室し、掃除などの作業をして、最後に施錠して退室します。

誰もいない部屋で、家事代行スタッフが基本ひとりで仕事をするわけなので、会社側としては当然ヘンなことをされては困ります。

最悪、お客様宅のモノに手をつけてしまう等、不法行為が行われてしまうのも可能性としてはゼロではありません。

もちろん、自社スタッフはそんなことはしないと信用していますが、その信用の裏づけがスタッフの人間性だと考えています。
だからこそ、人間性がどうかというのが採用の最重要ポイントになってくるわけです。

いくら家事が得意、大好きでも、人間性に問題がある人は、採用すべきではありません。
そこは絶対妥協してはいけない判断基準になります。

家事が得意だとかは、ぶっちゃけどうでもいいんです。
採用したら、最初に研修を行いますので、作業のやり方は、後からいくらでも教えることはできます。

ただ、その人の人間性は変えられません。

ルールを守り、仕事に取り組む真摯な姿勢があり
お客様のためにお役立ちできることは何か、常に考えながら仕事ができる


そんな自信をもって、お客様に紹介できる、仕事をお願いできる人。
私は、そういう人に働いてほしいと思っています。

ということで、今回は家事代行の経営にとって大事なスタッフ採用のお話でした。

その以外の採用基準、面接時の注意点なども、またほかの機会、記事でご紹介していきます。


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