家事代行には現在、2つの契約方法の違う利用形態があります。
・スタッフ雇用型の家事代行サービスを利用する方法
・マッチングサイトやアプリを通じて、家事代行をお願いする人を選ぶ方法
今回は、この2つの利用形態の違いについて解説したいと思います。
雇用型の家事代行サービスとは？
スタッフ雇用型の家事代行サービスは、従来からあるサービス形態です。
家事代行事業者が自社雇用したスタッフに研修を通じて、マナーや必要な知識を習得してもらい、そのうえでスタッフがサービス提供するスタイルです。
訪問スタッフの雇用形態は会社によって異なりますが、パートやアルバイト、契約社員、業務委託などが主になります。
このスタイルの家事代行サービスは、依頼者（お客様）と家事代行事業者との契約で成り立っています。
マッチング型の家事代行サービスとは？
ネット上でマッチングするスタイルの家事代行サービスの歴史は比較的まだ新しく、インターネットやスマートフォンのアプリなどから簡単に利用できるサービスとして、最近になり普及してきました。
マッチングのサービスを提供しているプラットフォームから、お客様自身がスタッフの評価などを参考にしながら、自分の条件にあったスタッフを探します。
このスタイルの家事代行サービスの契約形態はプラットフォーム提供会社によって変わってきますが、
・依頼者（お客様）とプラットフォーム提供会社との契約
・依頼者（お客様）と家事代行スタッフ（個人事業主やアルバイトの立場の人）の直接契約
のふたつに分かれます。
雇用型のメリット、デメリット
雇用型のメリットは、
会社に直接雇用されているスタッフなので、採用時には身元確認を実施し、所定の研修を受けており、信頼度とサービスの品質も一定の基準が保たれています。
担当スタッフが欠勤した時には、代わりのスタッフの手配もしてもらえます。
また、物損などのトラブル時には、家事代行事業者が加入している損害賠償保険を利用できます。
また、クレームなどの対応も間に会社が入っていることで、スムーズに改善の要求ができるという安心感もあります。
雇用型のデメリットとしては、
マッチング型の家事代行サービスより、安心感が得られる反面、利用料金がマッチング型より割高になります。
契約する際も、会社と利用契約を結ぶため、マッチング型のようにアプリ上で簡単に行うものより、事前に見積もりをとったり、問い合わせしたりする必要があったりと、サービス開始までやや手間がかかる点がデメリットといえそうです。
マッチング型のメリット、デメリット
マッチング型のメリットは、
間に会社を挟まなくてよい分、雇用型より割安にサービスを利用できます。
依頼内容も、個人間の交渉によるところが大きく、柔軟に対応してもらえるのもメリットです。
（大まかな提供可能なサービス範囲は、会社により決められているところが多いです）
マッチング型のデメリットとしては、
雇用型に比べ、スタッフにより当たり、外れの差が大きく、サービスの品質も一定でないことが挙げられます。
また、スタッフの急な欠勤の際にも代わりの人員が必ずしも手配できないなど、定期サービスがスタッフ都合で中断してしまう場合もあります。
トラブル時には、場合によっては、スタッフと直接話し合う必要があり、必要な保証が受けられないケースもあります。
【まとめ】どちらが良いかはケースバイケース
以上のように、雇用型とマッチング型の家事代行サービスの違いをあげてみました。
どちらを選択するにしても、メリット、デメリットがあるので、自分の優先する条件を比較しながら、自分の家庭ではどちらのサービスが適しているか、検討する必要があります。
信頼性重視か・・・
コスト重視か・・・
今後、さらに2つの良いところどりをしたようなサービスが表れてくる可能性もあります。
利用する側からしたら、たくさんの選択肢があることはうれしい事ですね。
今回の記事を参考に、家事代行サービスを選ぶ基準にしてみてください。