最近の家事代行の業界について説明します。
この業界は、私が開業した2006年当時と比べると、年々成長を遂げており、その要因はさまざまなことが影響しています。
特に、共働き家庭やひとり暮らしの増加、高齢者の増加が大きな要因となっています。
これにより年々、家事代行サービスの需要が高まっています。
認知度はあるが利用度が低い
市場規模も拡大傾向にあり、特に共働き家庭や高齢者の増加が影響しています。
最近の調査によると、家事代行サービスの認知度は高くなってきたものの、実際に利用している人は少ないことが分かりました。
多くの人が、「知っているが使ったことがない」という状況です。
家事代行サービスの利用状況
家事代行サービスの利用状況について詳しく見ていきましょう。
調査によると、家事代行サービスを現在利用している人はわずか1.8%であり、未利用者の中には「知っているが使ったことがない」という人が77.7%もいます。
このことから、家事代行サービスの普及にはまだまだ課題があることが分かります。
家事代行業界の勢力図
ここ数年、業界内の競争が激化しており、さまざまな企業が新たなサービスを提供しています。
特に、異業種からの参入が増えてきています。
また、掃除、洗濯、料理などのほか、買い物代行、ベビーシッターや高齢者見守りなど、周辺業務のサービスも取り入れる会社が増え、注目されています。
市場はどんどん拡大しており、2013年から2017年にかけての財務データを見ても、年々増加していることが分かります。
高齢化社会と家事代行
日本の高齢者人口はさらに増加しており、今後の家事代行サービスの需要が見込まれています。
1950年から2040年にかけての高齢者人口の推移を見てみると、65歳以上の人口が急増していることが分かります。
高齢者の家事代行利用率は約15年ほど前はまだまだ低かったですが、ここ数年高齢の方の利用が増加傾向にあります。
これにより、家事代行サービスの必要性がさらに高まっています。
家事代行サービスの未来
今後の市場成長が期待されており、2030年くらいまではさらに拡大する見込みです。
家事代行サービスは、特に共働き家庭や高齢者にとって、生活の質を向上させる重要なサービスとなっていくと思います。
しかし、年々、業界競争の激化、サービス料の低価格化、家事代行スタッフの人材不足、採用、時給など人件費の高騰など、さまざまな問題も出てきています。
今後、この業界がどうなっていくのか、成長が飽和した後のことなど、その動向には注目していきたいと思います。
ただ、家事代行業界は今後も成長が期待される分野であり、私たちの生活において重要な役割を果たしていくことは間違いないと思います。